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東京都、住宅用太陽エネルギー機器補助金交付要綱を発表

 2016年までに100万kWの太陽エネルギー利用機器を都内に導入することを目標とする東京都は、さしあたり来年度から2年間、住宅用太陽光発電と太陽熱利用(ソーラーシステム、太陽熱温水器)に補助金を支給することはすでに発表されていたが、12月18日にその要綱が発表された。それによると、2009〜10年度の2年間、戸建・集合、個人・法人を問わず、都内の住宅に新規に設置された太陽光利用機器に対して、太陽光発電:100,000円/kW、太陽熱温水器:9,000円/㎡、ソーラーシステム:16,500円/㎡または33,000/㎡を補助する。
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 設置者は10年分の環境価値を(財)東京都環境整備公社に譲渡することが条件。公社はこの環境価値をグリーン電力証書またはグリーン熱証書として企業に売却。企業は証書をCO2排出削減のために利用できる。都では売却した代金は2011年以降の太陽エネルギー拡大策に利用する、としている。太陽光発電の場合は、電力会社に売電していない自家消費分がグリーン電力の対象となるため、現在の買電メーター・買電メーターの他、総発電電力計を設置する。またソーラーシステムへの33,000円の補助は、熱量計を設置しグリーン熱として認証を受けられることが条件となる。

 補助期間は2009年4月1日〜11年3月31日。ただしそれぞれの年度において予算枠を使い果たした場合は、そこで募集中止となる。

 受付窓口は東京都環境整備公社内東京都地球温暖化防止活動推進センター(電話03-5388-3472 )
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by greenerworld | 2008-12-23 18:43 | 環境エネルギー政策  

冬の田んぼから消えて久しいもの

f0030644_111766.jpg 冬になると田んぼは広々とした「空き地」になって、昔は子どもたちのまたとない遊び場だった。鬼ごっこにドッジボール(切り株があってサッカーは無理)、積まれたわらぼっちを利用して隠れ家づくりをしたり、冬眠しているカエルを掘り出したてみたり……。最近は田んぼで遊ぶこどもをさっぱり目にしなくなった。

 20日はメダカ里親の会(宇都宮市)の田んぼの学校で収穫祭。メニューはつきたての餅、そばがき、焼き芋、アユの塩焼きに落花生、ドジョウのから揚げ、豚汁等々。お腹一杯になった子どもたちは、誰からともなく田んぼに出て遊び始めた。男の子たちはチャンバラ、女の子たちはかくれんぼに、枯れ草摘み。そのうち溝にはまる子も出て大騒ぎ。冬の田んぼで遊ぶ子、久しぶりに見たなあ。年の瀬とは思えぬのどかな日。
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by greenerworld | 2008-12-21 11:32 | 花鳥風月  

悲しみの門──出アフリカの地はいま

 ソマリア海賊が横行しているアデン海は、アラビア半島とアフリカの間にある。ヨーロッパからアジアへ向かう船は、地中海からスエズ運河を通って紅海に入り、さらに紅海からアデン海へと進む。紅海とアデン海を分けるのがバブ・エル・マンデブ海峡だ。アラビア語で「悲しみの門」という意味だという。海峡の幅はわずか30kmほどで、航海の難所として知られる。

 悲しみの門はアフリカ東部を二つに裂く「大地溝帯」の北端にあたる。そして5万年ほど前、悲しみの門を渡って現生人類の祖先の1グループがアフリカを出たという説が有力になっている(ただし時期については少し幅がある)。

 その当時は氷河期で海面は今よりかなり低かったため、海峡の幅も十数kmであったようだ。向こう岸は見えただろうが、潮流の激しい海を渡らなければならない。その当時の人類が舟を操ることができたということは驚きだ。すでにそのころ人類は貝などの海産物を食料にしていたようだし、釣りやヤスで魚を突く技術も持っていたかもしれない。アフリカを出た人類は、アラビア半島沿岸を通り、ユーラシアへと足を進め、当時アジア・ヨーロッパに住んでいたホモ・エレクトゥスやホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)を駆逐し、やがて世界中に住むようになった。遺伝子の研究で、サブサハラ以外の人類はこのときアフリカを出たわずかな人々から広がったことがほぼ確実になっている。そう、私もあなたも、悲しみの門を渡ってアフリカを出た人たちの子孫なのだ。

 人類は文明を発達させた。アデン海、紅海は交易のために重要な海域となった。アジアの香辛料もここを通ってヨーロッパに運ばれた。19世紀に地中海と紅海を結ぶスエズ運河が建設されると、その重要度はいや増し、列強の侵略が始まる。イタリアがエリトリアを、フランスがジブチを、イギリスがソマリア北部と対岸の南イエメンを植民地化した。戦後それぞれ独立を果たすも、この地域は内戦や紛争が絶えない。とくにソマリアは長く続いた内戦や紛争で経済は破綻、現在無政府状態で海賊の横行を許している。

 さかのぼって5万年前、人類がアフリカを出たことがこのような因果をもたらしたともいえよう。悲しみの門という名はなんとも象徴的ではないか。
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by greenerworld | 2008-12-17 10:41 | 森羅万象  

電気自動車ビジネスの“仕掛人”が日本に上陸

 アメリカ西海岸サンフランシスコ湾のベイエリアを電気自動車(EV)の街にする、こんな構想が発表されたのは11月のこと。2012年までにサンフランシスコ、サンホセ、オークランドにまたがる同地区に、EV用の充電ステーションを整備する計画だ。サンフランシスコ市のニューサム市長は、EV普及のために租税優遇措置を実施すると述べている。同時に域内のありとあらゆる場所で充電用の設備を整える計画だという。EV用のインフラストラクチャーを提供するのは、パロアルトに本社があるベタープレイスというベンチャーだ。

 EVはポスト石油、温暖化対策の切り札の一つとして期待されているが、航続距離が短い、充電に時間がかかる、そもそも充電インフラがないなどの理由から、これまで何度も市場化が試みられながら普及には至らなかった。しかし今回の“ブーム”(現実にはブーム前夜だが)では、リチウムイオン(Li-ion)バッテリーの登場により性能が向上したことから、期待値が向上している。しかし、それでもLi-ionバッテリーの重量エネルギー密度はガソリンに比べると80分の1程度で、航続距離を稼ぐにはたくさんバッテリーを積む必要があるが、それではバッテリーにスペースを奪われてしまう。日本テレビの番組「ザ!鉄腕!ダッシュ!」のソーラーカーだん吉号の荷物スペースは、バッテリー(鉛蓄電池)で満杯のはずである。ちなみにだん吉は太陽電池で動いているわけではなく、大量のバッテリーを毎日積み替えていると思われる。

 バッテリーEVに航続距離を求めると、非効率でコストもかさむ。長距離走行には元々向いていないのだ。EVのバッテリーはほどほどに積むべきで、短い距離を走る街乗りに向いたものということになる。

 もう一つの問題が充電時間である。Li-ionバッテリーは短時間の充電が可能とはいえ、09年に発売を予定している三菱自動車のiMiEVでは、100Vの家庭用電源だとフル充電まで14時間かかる。専用の充電スタンドで30分で80%まで急速充電できるというが、やはり今使いたいというときにバッテリー不足になる不安は残る。

 この解決策として考えられるのが、バッテリーそのものを交換式にすることである。スタンドで使い終わったバッテリーを取り出し、満タンのバッテリーと交換してもらうのだ。これならわずかな時間ですむ。しかもバッテリーが確実に回収できる。今あるガソリンスタンドでバッテリー交換ができれば航続距離の心配はしなくてすむだろう。もちろん、家庭で充電することもできる。

 ベタープレイスが推進しようとしているビジネスモデルが、このバッテリー交換式なのだ。同社はすでに、イスラエル、デンマーク、オーストラリアで事業を進めており、12月にはハワイでも事業が開始されることが発表された。そのベタープレイスが、iMiEVやスバルのプラグインステラなどとともに、環境省のFS事業に参加することになった。2009年1月に横浜にバッテリー交換スタンドを開設する予定だという。車は日産ローグのEV版のようだ(写真)。ブログ子的にはEVには大きすぎるんじゃないかと思うのだが。
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 ともあれ、デトロイトの前世紀の巨人たちが存亡の危機にある中で、西海岸ではこのベタープレイスやテスラモーターズなどEVビジネスのベンチャーが続々名乗りを上げているというのもアメリカらしい。
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by greenerworld | 2008-12-10 19:03 | エネルギー  

落ち葉がいっぱい

f0030644_1391552.jpg 一昨日の強風で、昨日はあちこちに落ち葉の山ができていた。わが家の狭い庭も落ち葉のじゅうたんとなったので、朝から熊手でかき集めた。厚手の大きい葉はアベマキのものだ。

 以前ある自治体のワークショップで、「これは何の木の実でしょう」と参加者に見せられた。ずんぐりした丸っこいドングリで、聞くと奈良旅行のおり公園で拾ったものという。「場所から考えると多分アベマキだと思うが、芽が出てみないとわからない」と答えると、「じゃあ植えてみて」ともらって庭にまいたのだ。アベマキとクヌギはドングリだけ見ても区別がつかない。翌春芽が出ると果たしてアベマキであった。

 アベマキやクヌギの葉は枯れてからも落ちずにしぶとく枝に残っているが、さすがにあの強風でかなり吹き飛ばされ、冬らしいたたずまいになった。はや年の瀬。

 息子には息子の理屈冬木立 虫魚
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by greenerworld | 2008-12-07 13:28 | 花鳥風月