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モニタリングポストの怪

 以前、中日新聞・東京新聞コラムに「不可解な除染」というタイトルで、新聞などで発表されている飯舘村役場(いちばん館前)のモニタリングポスト(MP)の測定値が、周辺より低いことを紹介したが、このMPに限った話ではない。上の写真は6月(帰還困難区域指定前)の長泥コミュニティセンター前のMP。少し離れると8~10マイクロシーベルト/hくらい表示されるところもある。
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 8月13日の蕨平コミュニティセンターのMPの表示は5.534なのに、線量計の表示は6.6だった。10m離れたところでは8前後のところもある。前田中の集会所のMP(写真中)では、1.964に対して2.49、周辺の草原では3.12だった。
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 さて、本日8月16日14時の飯舘村役場の線量率は0.795である。新聞・テレビはこの値を「飯舘村の測定値」として報道している。ちなみに上の値を測定しているいちばん館前のMPには表示器がついていない(写真下)が、少し離れたところでは2マイクロシーベルトくらいある。
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by greenerworld | 2012-08-16 14:25 | 3.11後の世界  

お役所仕事

 7月17日に飯舘村の避難区域が再編され、南部の長泥地区は「帰還困難区域」に指定された。地区に通じる道路は6か所で封鎖され、地区住民以外が勝手に入ることはできなくなった。地区住民が入る時にもカギを開けて入ることになる。ちょうど7月17日の午前零時に閉門された様子を伝えるニュースを見て、何とお役所仕事かと思ったが、もっとあきれる話を今回見てきた。
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 村役場に隣接する「いちばん館」前に、「スクリーニング場」という立て看板があった。そこに待機している人に確かめると、7月17日以降、長泥地区に出入りする人々の放射線スクリーニングをしているのだという。それまでは原則出入りが自由でスクリーニングなど行われていなかったのだ。もっと言えば、昨年の事故以来、長泥地区の住民は恐ろしいほどの汚染の中で、何の情報もなく、普通に暮らしていたのである。もちろんスクリーニングなどなく。

 国道399号を浪江町津島側から長泥地区に向かう。閉門された村境では11〜12マイクロシーベルト/時、しかしその手前には20マイクロを超える場所があり、そこは計画的避難区域のままだから今のところ出入り自由だ。
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 自分たちが暮らしてきた地域が閉鎖された、住民の思いはいかばかりかと考える一方、この線引き自体に違和感を感じる。飯舘村内部でも隣接する地域には長泥地区同様に汚染のひどい場所がある。汚染状況はまだら模様で、行政区で突然変わるわけもない。同心円状の警戒区域分け同様、この新避難区域分けもいかにも杓子定規である。事実、より第一原発に近い蕨平地区は、長泥地区同様帰還困難区域の指定を求めたが、認められなかったという。

 お役所仕事と言ってしまえばそれまでだが、相手は放射能汚染、あまりにもあきれた対応ではないか。
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by greenerworld | 2012-08-16 10:40 | 3.11後の世界