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アリューシャン列島のホッキョクギツネ激減の原因は?

 アリューシャン列島西部、ロシア領メドヌイ島のホッキョクギツネ亜種が激減している原因は、餌に含まれる水銀による汚染の可能性があるとモスクワ大学の研究者らが報告している。

 同島のホッキョクギツネは海鳥やアザラシの死がいなど、海洋動物にほぼ依存しているという。これらの動物の体内に含まれる水銀が、ホッキョクギツネに何らかの影響(水銀中毒症)をもたらしているかもしれないというのだ。

 水銀の起源は、火山の爆発など天然由来のものが大きいが、最近では化石燃料の燃焼によるものが増えている。たとえば石炭を燃やすと、中に 微量に含まれる水銀蒸気が大気中に放出される。水銀が雨で降り注ぎ、海洋中でメチル態水銀となり、植物プランクトンやベントスに取り込まれ、食物連鎖を通じて濃縮されていく。生態系上位のものほど汚染度が高くなる。ホッキョクギツネはそれを餌にしているのだから、さらに高濃度に汚染されるわけだ。人間でも、海獣類、クジラやイルカ、獣類、マグロなどの海洋生態系の上位にいる動物をよく食べる地域では、体内水銀濃度が高いことがわかっている。

 21世紀に入ってから、中国やインドなどで石炭や重油を燃料にしたボイラー・火力発電が増加している。今後汚染はさらに増すにちがいない。

ソース:http://www.nature.com/news/seafood-diet-killing-arctic-foxes-on-russian-island-1.12953?WT.mc_id=FBK_NatureNews
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by greenerworld | 2013-05-11 11:20 | 環境汚染