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新刊:『「水素社会」はなぜ問題か』のご案内

f0030644_20271034.jpg<目次>
1章 夢の燃料
2章 トヨタ対テスラ
3章 やっかいな元素
4章 原子力水素
おわりに――ポストクルマ社会の議論を

 ここ数年、「エネルギー危機の救世主」の如く喧伝されている水素エネルギーですが、本ブログでもかねてよりその課題や問題性を指摘してきました。水素は地球上では何かと結びついてしか存在しません。そこから水素を取り出し、圧縮または液化し、運搬し、さらに充填し、電気に変える、それらのプロセスのたびに外部からエネルギーを投入しなければならず、歩留まりが悪くなります。このように水素をエネルギーとして使うということはたいへん非効率で非合理的なもので、むしろエネルギーの浪費につながりかねません。水素は次世代エネルギーにも、エネルギー危機の解決にもならないと考えています。

 さらに将来的には、高温ガス炉という新型原子炉を使った「原子力水素」が構想されていますが、これもものになるのかどうかまったくわからない代物で、いわれる通り「安全性が高い」技術だったとしても、使用済み核燃料の問題は解決しません。

 このように、水素や水素社会には、問題が大きいにも関わらず、メディアは行政や企業の発表資料をなぞった報道ばかりで、きちんとした検証にもとづく冷静な報道がほとんど見あたりません。かつての原子力発電=核の平和利用に対するメディアの報道姿勢を思い起こさずにいられません。そんなことから、問題提起のつもりでこの本を書きました。

 書籍の案内はこちら
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/27/0/2709310.html
(MORE INFO をクリックすると詳しい内容がごらんになれます)

 水素社会、水素エネルギーの問題点について考えていただくきっかけになればと思います。
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by greenerworld | 2015-08-03 20:28 | エネルギー