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エネルギーを目に見えるようにしては?

 エネルギーは熱としては感じられるが、目に見えない。特に電気を使っているとき、消費状況が見えないだけでなく、それが直接どれだけ地球環境に影響を与えているか、実感することができない。それが省エネルギーやエネルギー効率化にもう一つ真剣に取り組めない原因の一つかもしれない。
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 わが家の太陽光発電パネルのコントローラーには消費電力を表示・記録する機能もある。そのパネルを見ると、今家全体でどれだけ電気を使っているかはわかる。通常より多めだなというときは、消し忘れがあったり、ムダな電気を使っていることが多い。そうやって各部屋をチェックして消して回っているので、相当な嫌われ親父である。

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# by greenerworld | 2006-07-27 13:02 | エコエコノミー  

ガソリン代替燃料──本命はバイオブタノールか?

 以下はアルコール類の化学式。有機化学のおさらいである。

 メタノール CH3-OH
 エタノール CH3-CH2-OH
 ブタノール CH3-CH2-CH2-CH2-OH

 エタノールとブタノールの間に炭素を3つ持つプロパノールがあるが、ここで話題にするのはブタノール、バイオマスからつくるバイオブタノールである。

 メタノールは通常、合成ガスから触媒を介してつくる。合成ガスは石油、石炭、天然ガス、バイオマスなどを熱分解して得られる水素と一酸化炭素の混成ガスで、さまざまな化学工業の一次原料になる。

 エタノールは化学的に合成することもできるが、酵母という優秀な働き手がいるので、これを使った発酵によって糖から得る方法が一般に用いられている。

 炭素を4つ持つブタノールは、化学合成と発酵のどちらの方法によっても得ることができる。後者は、「アセトン・ブタノール発酵」として知られている。クリストリジウム属のバクテリアによる嫌気性発酵によって、糖からブタノールとアセトン、若干のエタノールが得られるのだ。これを精製してブタノールを取り出す。

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# by greenerworld | 2006-07-26 00:04 | エネルギー  

アメリカでも熱波

 欧州だけでなく、アメリカでも異常な高温が続いているようだ。

 カリフォルニアでは100度とあり、ぎょっとしたが、アメリカでは華氏(°F)を使うんだった。しかし、摂氏でも37.8℃だから、やはり相当な暑さ。内陸部では40℃を優に超えているところもあるようで、電力消費の上昇で停電が起きており、死者も出ているようだ。

 ロサンゼルスタイムズには、大型SUVのエアコンを効かせながら、涼める場所を求めて走る家族の様子が紹介されていたが、エネルギー消費と気候変動の絡み合いも極まり、いよいよ、終末が近いのではという気さえする。これでもアメリカ人はでかい車に乗るのをやめないのだろうか。

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# by greenerworld | 2006-07-25 12:20 | 気候変動  

わらや木からつくるバイオエタノール

 エタノールを輸送燃料に使うことに対しては根強い批判がある。エタノールの原料はサトウキビやトウモロコシなど、基本的には食糧である。これは動植物油脂を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)にも言えることだが、世界には日々の食べ物にも事欠き餓死する人々がいる状況の中で、食の足りた人々が移動の自由という贅沢を得るために食料を燃料に使うようなことがモラルとして許されるのか、簡単に言えば、批判の焦点はそこにある。

 私は、自動車を小型化し速度も遅くすることによって、燃料消費を劇的に減らすことこそまずやらなくてはならないことだと思っている。その上で、代替燃料としてバイオマスエネルギーを使うべきで、いまのような必要以上にずうたいが大きく重く速い車に乗り続けることをやめなくてはならない(朝日新聞東京版2006.7.25朝刊「私の視点」参照)。

 そうやって燃料消費を減らしたうえであっても、食料を燃料に変えることに関するモラルの問題は残る。

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# by greenerworld | 2006-07-25 08:38 | エネルギー  

「新エネルギー法」ではなく再生可能エネルギー法を

「再生可能エネルギー(Renewable Energyあるいは単にRenewable(s)。また再生可能エネルギー源としてRenewable Energy Sources=RESとも)」といえば、太陽光や風力、バイオマスのような太陽エネルギー起源または地熱や潮力のような、自然のプロセスから得られる繰り返し使えるエネルギーのことを言う。この言葉は、ほぼ同じ意味を表す「自然エネルギー(Green Energy)」とともに、その内容について世界的にも共通の理解が得られている。しかし、日本では世界的にはあまり通用しない「新エネルギー」という言葉が使われ、再生可能エネルギーという言葉は公的にはなかったに等しい。
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「新エネルギー」は1997年に成立した「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エネ法)」によって規定された概念で、「石油代替エネルギーを製造、発生、利用すること等のうち、経済性の面での制約から普及が進展しておらず、かつ 石油代替エネルギーの促進に特に寄与するもの」とされている。具体的には、

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# by greenerworld | 2006-07-24 09:29 | 環境エネルギー政策