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富士山静岡空港をソーラーパークに

 JAL再建問題で富士山静岡空港からの撤退が現実味を帯び、いよいよ廃港も視野に入ってきた。前知事は「立木問題」を理由にさっさと辞職してしまい、ババを引かされた形の川勝知事はさぞ対応に苦慮していることだろう。結局は前知事を選び続けた県民に責任があるのだが……。

 同空港サイトの「フライト予約状況」には真っ白の飛行機マーク(空席あり)が並ぶ。このまま空港を維持し続けることはますます傷口を広げることになる。早めに決断を下した方が良さそうだ。さて、跡地を何に使うか……。ドイツでは、廃港になった空港に集中型太陽光発電所(ソーラーパーク)を建設した例がある。これにならって、富士山静岡ソーラーパークはどうだろうか。鳩山政権は2020年までに温室効果ガスの25%削減を打ち出した。再生可能エネルギーからの電力の固定買取制度も民主党のマニフェストにある。

 静岡県のサイト(http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/gaiyo/shisetsu.html)によれば、空港の管理面積は190ヘクタール。この半分程度に最新型の太陽光発電モジュールを設置すると、100メガワット以上設置できる。これまでのところ世界最大のソーラーパークは、スペインのオルメディージャにあるもので、64メガワットだ。これを大きく上回る。電力の買取価格が40円/kWhとすると年間50億円程度の売電収入が見込める。すでに整地もすんでおり、設置工事には費用は大してかかるまい。大規模集中型なので、全体のコストも安くすむだろう。50万円/kWとして500億円。15〜20年間では、十分に収益が見込める。

 日本初、しかも世界最大級の太陽光発電所、話題性も抜群だ。この方がよほど人が集まるのではないか。有効な跡地利用だと思うが、如何。

by greenerworld | 2009-10-02 10:51 | 環境エネルギー政策  

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