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iPadがやってきた

 前回iPadの悪口を書いたら、なんとiPadが自宅にやってきた。いや文句言いに来たわけじゃありませんがね。妻が職場から持ち帰ったもので、何でも職場の図書館でiPad導入を検討するために買った1台(WiFiモデル)を、いちばんITに縁のなさそうな人に使ってみてもらおうということになったのだと……。まず家族用のiMacがつながらない。PowerPCモデルでOSは10.4のまま。iPadは10.5以上でないと対応していないらしい。仕事用のMacBookにつなぐ。取説がないのが売りだが、こういうの使ったことのない人には、アイコンもあんまり用をなさない。

 iTunesストアからなんとか電子ブックを一冊ダウンロードした。iTunesストアの電子ブックの価格は、紙の本とあんまり変わらない。印刷代も紙代もないのに、アップルの取り分(30%!)が大きいのも理由か。プラットフォームを制したら坊主まるもうけという構図だなあ。だから、AmazonもGoogleもMSも必死なのか。だんだん、アップルに腹が立ってきた。

 使い勝手を言えば、やはり重いの一言に尽きる。大きさ、操作上から、端っこをもつことになるので、モーメントがかかり余計に重さを感じる。20分も持っていると手がだるくなる。基本的にマックかPCにつながないと使えないというのも、デバイスとしては中途半端。この分野はMacBook Air に9インチサイズがあればいいのではないか。SDまたはmicroSDスロットをのせれば(現在11インチのAirにはSDスロットがない)、ミニノートとしてもPDAとしても使える「究極の一台」になると思うが。

 電子ブックに関して言えば、購入したものがMac本体で読めないっていうのは解せない。AmazonはMac用の電子書籍リーダーKindle for Macを無償配布している(ただし購入できる書籍は英語版のみ)。ブログ子の描く電子ブックの近未来は、プラットフォームに関係なく読め、誰でも発信(販売)できるようになることだ。AdobeがDTPソフトのInDesignから電子書籍への書き出し機能をつけるという話だが、結局プラットフォームごとに別バージョンを作っていたのでは意味がない。音楽ファイルと同じように、統一すべきだと思う。ごまめの歯ぎしり。

by greenerworld | 2010-11-09 09:03 | 森羅万象  

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