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手づくり太陽電池を発展途上国に

 NGO(非政府組織)ソーラーネット(本部:埼玉県小川町)が、この8月から手づくり太陽電池の講習会を全国で展開する。名付けて「爺柴プロジェクト」。正式には「昔々、お爺さんは山に柴刈りに……」実現プロジェクトという長い名前。昔、柴は煮炊きに使うエネルギーとして集められていた。それを現代風にエネルギーの地産地消と考え命名したものという。

 現代は柴でなく、太陽電池が活躍する。それも発展途上国の非電化地域で、蛍光灯をつけるために必要な30Wの太陽電池を、日本の人たちに手づくりしてもらおうというプロジェクトだ。手づくり太陽電池は、すでにスリランカ津波被災地、インドネシア、パプアニューギニア、ルアンダなどの非電化地域に贈られている。

 太陽電池を見たことはあっても、自分で手づくりできる機会はめったにない。30Wの太陽電池は4〜5人いれば5時間ほどで完成するという。できた太陽電池は保護のためにラミネートする必要があるが、そのための電気も太陽電池で発電されたものを使う。ラミネーターと太陽電池を積載したトラック(ラミネーターカー)で全国を訪れるので、ぜひ活動に参加してくださいと、ソーラーネット代表の桜井薫さんは呼びかける。

 太陽電池や自然エネルギーに興味のある方、グループから要請があれば、どこへでも出向くということだ。しかも原材料費・交通費・講師料などの費用はかからない。「太陽電池手づくり講習会」として参加者からいただく参加費のうち、半分をソーラーネットに寄付していただければ、残りは会場費や地元団体の活動に使ってくださいとのことである。

ソーラーネット http://solar_net.at.infoseek.co.jp/

by greenerworld | 2007-08-15 14:30 | エネルギー  

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