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2006年 10月 06日 ( 1 )

 

風力発電を逆風にさらさないために

 9月28日朝日新聞朝刊に「風力発電 向かい風」という記事が掲載された。自然保護団体などが生態系や景観の破壊につながると建設反対の声を上げている、という内容だ。「クリーンだけどエコじゃない?」というサブタイトルもついていた。少し時間がたってしまったが、このことについて少々。

 世界的な環境保全団体であるグリーンピースもWWF(世界自然保護基金)も、生態系の保全・野生生物の保護を活動の大きな柱とすると同時に、風力発電を始めとする再生可能エネルギーを強力に推進する立場をとっている。風力発電のメリット・デメリットを考慮した上で、これが気候変動などのより大きな環境破壊を防ぐために必要な技術であり施設であると認めているからだ。もちろん、大規模な自然破壊や貴重種の生存を脅かすような建設はあってはならない。たとえば、ワシやタカが風車のブレード(羽根)に衝突して死亡するような事故(バードストライク、バードキル)は避けなければならないし、また原生的な自然が残るような地域を切り開いて建設することも許されるべきではない。前者に関していえば、風車の建設場所や周辺の管理によってかなり防ぐことができるといわれている。渡りのコース(実は風況のよい場所が多い)での設置を避ける、ワシやタカの狩り場とならないよう風車の周辺に小型野生動物が立ち入らないようにするなどの対策が考えられる。

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by greenerworld | 2006-10-06 08:48 | エネルギー