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樹上の白い泡

f0030644_1054675.jpg 市内にある臨済宗の古刹。本堂の裏に水が湧き、浅い池がある。池は周辺の木々から伸びる枝に覆われ、モリアオガエルの良い産卵地となっている。梅雨も間近、そろそろ産卵が始まっているころだと、のぞきに行った。すでに何カ所かの枝先に白い泡のかたまりがついている。親は樹上生活をするが、オタマジャクシは水中でなければ育たない。白い泡の中には卵があり、孵ったオタマジャクシは下の池にぽとりぽとりと落下するわけだ。

f0030644_10543940.jpg ふと見上げると枝に腹の大きなメス。その上に小さなオスがのっかっている。今夜あたり産卵するのであろうか。産卵の時には何匹ものオスが集まって参加するようだ。どこかで、ライバルたちが待ちかまえているのだろう。

 卵塊(白い泡)は、1~2mの高さのところから、最高7~8mの高い枝にもある。あの高さから落ちて小さなオタマジャクシは無事なのだろうかと、心配になる。池の中ではイモリがオタマジャクシが落ちてくるのを待っている。この試練をくぐり抜けたものだけが、また樹上へ戻っていける。

 以前京都の福知山にあるやはり臨済宗のお寺を訪ねたとき、境内にモリアオガエルが産卵する池があった。モリアオガエルには臨済宗徒が多いのかは聞きそびれてしまった。
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重厚な山門。屋根は茅葺き。

by greenerworld | 2009-06-08 11:02 | 花鳥風月  

定額給付金の使いみち

 高校生の息子が、自転車(ツーリングバイク)を買った。小遣いを貯めたが足りない分を定額給付金でまかないたいというので、気前よく全額渡してやった(ええ、ええ、親バカですとも)。昨日は学校まで(15kmほど)自転車で行くと、30分早起きして出ていった。

 高速道路1000円乗り放題に、電力消費の大きい大型家電ほどおまけがたくさんつく「エコポイント」。凍結されたはずの高速道路計画もどさくさ紛れで復活。こんなの景気刺激策ではなくてCO2排出刺激策ではないか。自転車とか太陽熱温水器とか、CO2フリーの乗り物・機器にエコポイント何でつけないかなー。日本中に自転車道路を整備すれば、かなり経済効果があると思うのだが。きっと息子は喜んで自転車の旅に出るだろう。

 で、ブログ子本人の定額給付金は一体何に使ったかというと、こちら。

 打瀬舟建造プロジェクト一口舟主。

 以前にも紹介したが、東京湾でかつて使われていた人力と風の「ハイブリッド舟」が打瀬舟。風を受け、藻場をすべるように移動しながら小エビを捕ったという。もちろんCO2フリー。打瀬舟とともに、健全な海、藻場、海と山の関係、伝承技術、人と人のつながり……、いろいろなものをひっくるめて復元しようという欲張りなプロジェクト。化石エネルギーが枯渇し、気候変動に見舞われる将来、こういう持続可能な技術やシステムこそが人類を救う。

 ぜひ皆さんも子々孫々のために有意義なお金(定額給付金でなくても)の使い方をしてください。

by greenerworld | 2009-06-05 07:40 | 環境エネルギー政策  

ハイブリッドブーム、レアアース確保が課題

 トヨタプリウスが5月の月間売上トップ。ホンダのインサイトも好調で、いよいよハイブリッド車が「普通の車」になってきた。今年は電気自動車(EV)も発売されるし、トヨタはプラグインハイブリッドをリースで投入するという。

 ハイブリッド車や電気自動車は当然モーターを搭載している。高性能モーターや発電機に欠かせないのがネオジムやジスプロシウムなどのレアアース(希土類)だが、その生産は中国がほとんどを占めている。かつて日本が投資した鉱山も国家の管理下にあり、簡単には輸出できない。それどころか、国内産業を優先するために輸出を絞っている。

 おそらく次世代自動車はプラグインハイブリッド(航続距離の長く比較的大型の高級車・スポーツ車タイプ)と電気自動車(現在の軽自動車のような街乗りタイプ)に二極化していくだろう。そのキーエレメントであるレアアースがますます不足してくる事態が懸念されるわけだ。国もそこは十分に認識していて、ベトナムやオーストラリアなど他の供給国へのアプローチと並行して、国内廃棄物からのリサイクル(いわゆる「都市鉱山」開発)に取り組もうとしている。しかし、リサイクルの技術もさることながらそのしくみづくりが容易でない。レアアースは他にも光増幅器やレーザー発信器、水素吸蔵合金などに使われる。レアアースがハイテクニッポンのアキレス腱にならないか。

by greenerworld | 2009-06-04 10:29 | エネルギー  

暗雲垂れこめる富士山静岡空港開港

 明日6月4日、富士山静岡空港(静岡県)が開港する。地元紙(電子版)に掲載された2日現在のフライト予約状況を見てびっくり。開港後1週間で国内便(札幌、福岡、沖縄)全42便(静岡発)のうち、満席は3便しかない。このうち記念すべきファーストフライトの福岡行は関係者でいっぱいだろうから問題外。さすがに沖縄便や札幌便は「残りわずか」も多いが、普通開港直後は物珍しさ、ご祝儀利用もあって満席続出かと思ったのに、この状況とは……。

 とくに国外便はほとんどがガラガラの状況で、中国東方航空は新型インフルの影響もあってか予約が伸びず、6月中に予定していた上海便15往復のうち6便の欠航を決めたという。台湾からのチャーター便の延期も決まった。このまま行くとアシアナやコリアンも減便は必至だ。

 単なる不況や新型インフルの影響だけなのか。それともそもそも無理があったのか。これでは関係者といえどもお祝いムードにはとてもなれそうもない。地元紙には毎週金曜日に予約状況が掲載されるそうだ。黒(満席)の欄が増えることを祈るばかりである。

by greenerworld | 2009-06-03 19:03 | 森羅万象