管理者へのメール / 管理者のプロフィール


世界の家畜品種の20%が絶滅の危機に

f0030644_9532485.jpg 牛・豚・鶏など、われわれに肉やミルク、卵、皮革や繊維を供給し、生活にも農業にもなくてはならない家畜・家きん。世界食糧機関(FAO)の遺伝子資源データベースには世界中で7600種の家畜・家きん品種が登録されている。ところがFAOのレポート「世界の動物遺伝子資源の現状」によれば、そのうちの190種は過去15年間に姿を消し、さらに1500種が絶滅の危機に瀕しているという。

 家畜・家きんは世界中で10億人の人々の生計を支えており、農村で暮らす貧困層の70%が家畜・家きんに生計の多くをゆだねている。

 伝統的な農村地域の生産様式では、食糧から使役に至るまで多くの目的に利用できる家畜を必要とする。これに対し、近代的な農業は(ミルクならミルク、肉なら肉といった)特定の用途に特化した品種を開発し、生産性を高めている。

続きを読む

[PR]

# by greenerworld | 2006-12-17 09:54 | 生物多様性  

ヨーロッパは異常な暖かさ

 日本でも今年は秋から初冬にかけて気温が高かっただけでなく、来年にかけても暖冬が予想されているが、ヨーロッパでも異変が起きているようだ。ロイター環境ニュースのレポート。 

 アルプスのスキーリゾートは雪不足で人工雪でしのいで来たが、ようやく雪が降り始めた。デンマークでは蝶が飛び、いつもならとっくに閉鎖しているフィンランドのゴルフ場はまだプレーできる。春作物が芽吹いてしまい、農民が寒さで芽がやられることを心配している。

 ロシアではクマが冬眠せず、モスクワ市内にはヒナギクやスミレが咲いている。例年なら凍り付いている12月7日のモスクワの気温は7℃まで上昇した。ドイツでは花粉症、スウェーデンでは季節外れの洪水。

 今年のヨーロッパの秋の平均気温は平年を2℃上回り、過去500年間で最も暖かかった。専門家は自然の変動かもしれないと言うが、温室効果ガスとの関連を懸念する人も多い。

[PR]

# by greenerworld | 2006-12-13 13:10 | 気候変動  

半ペー──料理編

半ペーのさしみ
上品に食べるなら、4分の1ぐらいに切って盛り付け、生姜醤油でいただく。ほんとうは、そのまま何もつけずにむしゃむしゃ食べるのがおいしい。

焼き半ぺー
網であぶって少し焦げ目がついたくらいを、やはり生姜醤油でいただく。フライパンに油をしかずに焼いてもOK。焼きたてを何もつけずそのままむしゃむしゃ食べてももちろんおいしい。

バター焼き
フライパンを使ったバター焼きは、最後にちょっとだけ醤油を垂らし軽く焦がせるのがコツ。

チーズ焼き
半ペーにモッツァレラチーズ(とろけるスライスチーズでも可)をのせ、オーブンで焼く。

続きを読む
[PR]

# by greenerworld | 2006-12-12 20:17 | スローフード  

[DVD]誰が電気自動車を殺したのか? 

f0030644_10253169.jpg 「Who Killed The Electric Car?(誰がその電気自動車を殺したのか?)」。定冠詞がついているのは特定の車を指しているからで、GMのEV1のことだ。1996年に市場に投入されたバッテリー電気自動車EV1は、2シーターのスポーツカータイプ。キュートで、速く、静か、しかもクリーン。アメリカの交通輸送の未来を変えるかもしれないと思われた革新的な車であり、事実一部のカーユーザーに熱狂を持って迎えられた。しかし、GMは2004年末を持ってリースを終了することを決定。EV1は全てリースという契約方式であったため、ユーザーは回収を拒むことができなかった。回収されたEV1は次々とスクラップにされていく。元ユーザーたちは、EV1を救おうと立ち上がり、キャンペーンを始める。そして残されたEV1を守るために、24時間の監視態勢を続けるが、とうとう……。

続きを読む
[PR]

# by greenerworld | 2006-12-11 10:27 | レビュー  

半ペーまたは黒はんぺんのこと

f0030644_84317.jpg

 おかげさまで(誰のおかげか知らないけど)静岡の黒はんぺんはだいぶ有名になった。

 静岡県では、はんぺんといえば黒はんぺんだから、わざわざ黒はんぺんとは言わない。私の子どものころは「半ぺー」と呼んでいた。

 何十年も前のこと、東京で過ごした初めての冬に、下宿に友人が来ておでんを作ろうということになった。総菜屋でおでん種を買い求め、「はんぺんありますか」というとなにやら見慣れない、まるでマシュマロのように白くてフワフワしたものを渡された。思わず「なんですかこれ?」と尋ねてしまった。総菜屋のおやじさんの答えはもちろん、「なにってはんぺんに決まってるだろ」。私に言わせればあんな頼りないものは「半ぺー」ではない。私はこちらの方をかたくなに「白はんぺん」と呼んでいる。

 さて、半ペー、黒はんぺんは何からどうやってつくられるのか。イワシのすり身が原料に含まれているであろうことはすぐにみてとれるが、うかつなことに製法をよく知らないのだった。

 厚手の歯ごたえのある半ぺーを作っているさすぼし蒲鉾(静岡県由比町・写真がその製品)のホームページに、製造過程が紹介されている。原料はイワシとミナミダラとあるが、9割は目の前の駿河湾でとれたイワシだそうだ。内臓と頭を取ったイワシを骨ごとすりつぶして石臼で撹拌し、ヘラとお椀のふたで成形して、熱湯でゆでる。簡単なようだが、手作業なのに形も大きさもしっかりそろっている。原料のイワシの状態で微妙に味付けを変えるところは、長年の勘だとか。さすぼしさんの半ぺーは、時々かすかにじゃりっとした歯触りがあり、魚を丸ごと食べているんだなあ、と実感できる。

 ただ、私が昔食べていた半ペーはもっと薄くてぺらぺらな感じであった。じゃりじゃり感もなくむしろ弾力がある。実家のあたりではかつては焼津からおばさんたちが魚といっしょに担いで売りに来ていた。それが薄手の半ぺーだったのだ。それで私はひそかに「焼津系」と呼んでいる。いまでも実家近くのスーパーで売っている半ペーはその系統だ。だが、清水や由比あたりではここさすぼし蒲鉾のような厚手のものが主流のようで、こちらは「由比系」と呼ぶことにした。

 その後調べてみると焼津系、実はイワシではなくてサバが主原料なのだ。道理で風味や歯ごたえも異なるわけだ。二つの系統がどこで分かれるのかは、いまだ定かでない。静岡駅北口の商店街にある2軒の練り物屋の一方が「焼津系」、他方が「由比系」である理由もまだ確かめていない。そもそもそんな系統はないのかもしれないのだが、探ってみたいテーマではある。

 最近は白い半ぺーもあるが、これは東京の白はんぺんとは違う。形も触感も黒はんぺんとよく似ていて、東京的には「白い黒はんぺん」としか言いようがない。お使いものにはいいが、自分で食べるならやはり黒はんぺん=半ペーがいちばんだな。

 料理法については、こちらを。

 半ぺー─料理編 http://greenerw.exblog.jp/4032753/


[PR]

# by greenerworld | 2006-12-09 08:14 | スローフード  

アイオワ州にセルロースエタノール工場の計画

 セルロース・エタノール(Cellulosic Ethanol)とは、食料であるトウモロコシやサトウキビの代わりに、草木のセルロースを分解した糖から発酵させて作る、次世代のバイオ燃料。いまは実証段階だが、2010年頃には商業化が実現すると期待されている。アメリカのエタノールメーカー、ブローイン・カンパニーズはアイオワ州の自社工場ボイジャーエタノールの拡張にあたって、セルロース・エタノールの生産設備を設ける予定だ。工場では、従来の年5000万ガロンから1億2500万ガロンにエタノール生産量が増強されるが、新たにトウモロコシのかす、茎や葉のような残滓からもエタノールを生産することができるようになる。工場は2009年に完成、稼働の予定という。

 本日のモーツァルト的気分:Symphony No.38 in D major KV.504 第一楽章
[PR]

# by greenerworld | 2006-12-05 14:25 | エネルギー  

森のバイオマス研究会

f0030644_19172785.jpg 週末は広島県庄原市を訪問。庄原をベースに活動するNPO法人森のバイオマス研究会にお招きいただき、ヨーロッパのバイオマス地域づくりについて話をさせていただいた。庄原市は合併によって全国有数の面積を持つ自治体になったそうだが、ご多聞にもれず過疎と財政難に苦しんでいる。しかし、研究会のメンバーには若い人が多く、活気がある。いろいろな仕事に携わる人たちが参加して、森林資源の有効活用、ペレットの普及や里山の管理などの活動に取り組んでいる。

 写真は研究会が企画して広島のメーカーが製造した「広島型」ペレットストーブ「ペレトーブ」。市内の道の駅に設置され、普及啓発に一役買っている。研究会の努力もあり、木質エネルギーの認知度はかなり高まってきたようだ。

 イベントのあった3日朝は冷え込んで雪がちらついたが、ペレットストーブの暖かさを知るにはちょうど良い天候だった。森のバイオマス研究会の皆さん、お世話になりました。エコプロダクツ展でまたお会いしましょう。

[PR]

# by greenerworld | 2006-12-04 19:19 | エネルギー  

便利な石油に対抗するためには

f0030644_1214135.jpg
 灯油18リットルと木質ペレット36kg。これが熱量ほぼ同等。置いて比べてみるとかさはこれだけ違う(ただしペレットは40kgあります)。やはり石油はエネルギー密度が高く使いやすい燃料なんだなあと思う。東京ペレットは東京都内・近郊には配達してくれるが、現状では木質ペレットはどこでもすぐに買えるというものではないので、どうしても余分に買い置きをすることになる。そのためのスペースも必要になる。将来は灯油のように、ガソリンスタンドで買えたり、移動販売が行われるようになるのだろうか。ヨーロッパではすでにそうなっているけど。
[PR]

# by greenerworld | 2006-12-02 12:17 | エネルギー  

間伐材を燃料にするうまい手とは

 バイオマスには熱い視線が集まっている。とくに地域に仕事がなく過疎が進む中山間地では、その木質バイオマスのエネルギー利用を地域振興の切り札にしたいと、期待する。間伐を進めないと山がきちんと育たないばかりか、豪雨や台風、大雪でひょろひょろのスギやヒノキがが倒れ、災害の原因となる。そもそも宝の持ち腐れ。しかし、試算してみると、エネルギー利用はとても採算に合わず、期待は期待で終わる。

 一方で日本には未利用の大量の木質バイオマス資源がある。飲食店やコンビニ・家庭で使われる割り箸だ。日本国内で消費される割り箸の数は年間270億膳に達する(EICネット)。手元の割り箸の重さを計ってみたら、約4g。つまり全部で年間10万トン以上が使われほとんど廃棄されている。発熱量を2,500kcal/kgとすると、25万Gcal。原油換算で2万7000トンもの量だ。ちゃんと使えば、6万軒近い家庭で年間の風呂を沸かすエネルギーがまかなえる。

 これらの割り箸は当然人口の多い都市部で大量に発生する。つまり都会にこそ割り箸バイオマス資源が眠っているのだ。

続きを読む

[PR]

# by greenerworld | 2006-12-01 11:58 | エコエコノミー  

2020年に自然エネルギーを20%に!

 11月30日、「2020年に自然エネルギーを20%に! 自然エネルギー20/20」キャンペーンの立ち上げ集会が、永田町の衆議院議員会館会議室で行われた。主催は自然エネルギー20/20キャンペーン委員会で、自然エネルギーの普及や環境問題、温暖化対策に取り組むNGO、NPOのメンバーが実行委員に名を連ねている。

 もともと、「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN)という団体が、ドイツに見られるような自然エネルギー電力の固定買い取り制度を保証する法律を日本でも実現しようとして活動してきた。この法律は超党派による議員立法提出を目指したが、官僚や電力業界・業界の後押しを受けた抵抗派議員たちによって葬られ、RPS法という似ても似つかない法律が成立した。そもそもRPS法自体が、導入目標も国際的に恥ずかしいほど低く(2010年に1.35%)、温暖化対策・京都議定書のCO2削減目標とは全くリンクしない、中途半端な法律になっている。

 その後NGO・NPO側からの自然エネルギー推進の動きは、正直なところかなり後退していた。それは私自身の反省でもある。

 この「20/20」キャンペーンは、自然エネルギーの普及に取り組もうという団体・企業・個人が立場を超えて「一つでも賛同できることがあれば参加できるプラットフォームにしていきたい」(事務局のGEN代表飯田哲也氏)という思いで始められた。確かにこれまで自然エネルギー分野の活動は、個別の違いにこだわり横の連携をとることが少なかったように思う。さほど広くない会議室だったがほぼ満席で、熱気は感じられた。国会議員も何人か党派を超えて賛同を表明した(出席数が少なかったのは、重要法案の審議中だったためと思いたい)。

 20/20キャンペーンの目標は次の5つ。

 1 国・自治体による「2020年・自然エネルギー20%」目標設定
 2 自然エネルギーの普及に効果的な促進制度の導入
 3 事業者による自然エネルギーの積極的な導入
 4 自然エネルギーへの投融資の促進
 5 市民や地域の率先した自然エネルギーの選択

 この動きが国を動かすきっかけになればと思う。

 http://www.renewable2020.jp/

[PR]

# by greenerworld | 2006-11-30 23:53 | 環境エネルギー政策