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グリーン・リッチ=世界の“緑の金持ち”100人ランキング

 英タイムズ電子版に世界の“緑の金持ち”100人が掲載されている。
 
 堂々の第1位はウォーレン・バフェット氏。世界最大の投資顧問会社バークレーハサウェイのCEOで、風力発電や電気自動車用バッテリーに積極的に投資。2位はかのビル・ゲイツ氏。パシフィック・エタノール社や藻類から燃料をつくるビジネスに投資している。3位にはIKEA創業者のイングバール・カンプラッド氏(スウェーデン)が入った。上位はアメリカ・ドイツが多いが、下位には中国の投資家・起業家がずらり。そのほとんどが太陽光発電や電気自動車・バッテリー事業だ。社会インフラが未整備であることは、こうしたビジネスにはむしろチャンスだともいえる。

 なお日本からは“豊田家”が78位にランクインしているのみ。衣料やゲーム機やIT系の企業の経営者が入っていないのはいかにも残念。アメリカもいろいろ批判があるとはいえ、ブッシュ政権下でさえ“緑の投資”は盛んだった。太陽電池やバッテリーに関して日本の技術は世界一、と言われているが、日本は政府主導で新規技術開発にはお金を注ぐものの汎用化(社会化あるいは大衆化といってもいい)できず、果実が大きく実らぬまましぼんでしまうことがままある。太陽熱や太陽電池がいい例である。投資家の志ばかりでなく、安心して投資が呼び込めるような環境になっていないことも理由ではないかと思われる。今後しばらくこの分野はアメリカと中国が主導していくことになりそうだ。

 “緑の金持ち”100人ランキングはここ↓
 http://business.timesonline.co.uk/tol/business/specials/article5816774.ece

# by greenerworld | 2009-04-09 08:13 | エコエコノミー  

シカゴの「自転車2015年計画」

シカゴの「自転車2015年計画」_f0030644_7515097.jpg 現在ある乗り物の中で、確実に22世紀に残っているものは何か?──この問題の答は自転車。自動車社会のアメリカでも、自動車の使用を減らし自転車を普及させようという動きがある。オバマ大統領の地盤であるイリノイ州のシカゴは、“Bike 2015 Plan”(自転車2015年計画)を推進している。2015年の目標として、5マイル(約8km)以下の移動の5%を自転車に、自転車による事故を半減、が掲げられている。その目標達成のため具体的な8つの施策を提示する。

 駐輪場の整備など日本では当たり前の施策もあるが、自転車専用レーンや自転車専用道を整備し車や人の通行と分離、住宅地と公共交通機関(主要駅)や学校・大学・公共施設との安全なアクセスを確保するとともにこれらのネットワークを構築、また地域鉄道サービスであるMetraへの自転車持ち込みを拡大するなどが掲げられている。日本では自転車、クルマ、人が道路に混在して、自転車とクルマ、自転車と人の事故が問題になっている。これをきちんと分けて自転車の利便性を高めると同時に安全を確保することは自転車の普及にとって欠かせない。サインや看板の整備、自転車利用者やクルマのドライバーへの教育も同時に進める。アメリカらしいのは、肥満防止効果も訴えている点。“Bike 2015 Plan”にはこうした取り組みが150の戦略としてまとめられている。

 “2015”は1992年に開始された“Bike 2000 Plan”を引き継いだもの。Bike 2000 Planではすでに、100マイルの自転車レーンや50マイルの自転車専用道の整備、鉄道への自転車持ち込みやバスへの自転車ラック搭載などを実現している。プランはChicagoland Bicycle Federationによってまとめられ、市長の承認の上、シカゴ市交通局とともに推進されている。同市は2016年オリンピックの開催地を東京と争っているが、少なくとも自転車利用への取り組みに関しては、シカゴに軍配が上がりそうだ。

# by greenerworld | 2009-04-08 08:06 | 環境エネルギー政策  

WC2010 欧州予選、中盤情勢

 2007.11.26に無謀にも欧州予選の通過国を予想したが、昨年9月から予選が開始され、この4月1日で半分以上を消化してそろそろ情勢が固まってきた。

 その時の予想通過国の現状の順位を。( )は対抗の予想。

     0711予想    4.1時点順位(勝ち点)
 1組  ポルトガル     3位(6)
 2組  ギリシャ      1位(13)
 3組  チェコ       4位(8)
 4組  ドイツ       1位(16)
    (ロシア       2位(12))
 5組  スペイン      1位(18)
 6組  クロアチア     2位(10)
    (イングランド    1位(15))
 7組  フランス      2位(10)
    (ルーマニア     5位(4))    
 8組  イタリア      1位(14)
 9組  オランダ      1位(15)

 大きく予想を違えたのは、1組、3組、そして7組。

 まず1組ではデンマークとハンガリーがともに勝ち点13で1,2位につけており、C.ロナウド擁するポルトガルが、勝ち点6で3位にとどまっている。ポルトガルは緒戦マルタに4─0で勝ったもののその後なかなか点が取れない。スウェーデンも得点力不足に苦しみ4位。ただスウェーデンは消化試合数が少なく、上位のデンマークと2試合、ハンガリーと1試合対戦を残している。ポルトガルもハンガリーと2試合、デンマークと1試合残している。ポルトガルとスウェーデンの対戦はすでに終わっているので、この2チームが巻き返すと順位は混沌とする。スウェーデンが6月6日のホームでデンマークを破れば、9月5日のハンガリー─スウェーデン、デンマーク─ポルトガルの両対決が俄然面白くなってくる。まだわからない。

 3組では北アイルランドが予想外の健闘で、この時点で勝ち点13の1位。ただし、北アイルランドはすでに7試合消化しており、最下位のマルタとの対戦を残していないので、首位といっても一時的か。スロバキアもかつての同邦チェコにアウェーで勝ち、勝ち点12で2位につけている。5位までが勝ち点5差にひしめいており、9月5日に迎える、スロバキア─チェコ、ポーランド─北アイルランドの4強対決が山場になるだろう。チェコがこのアウェイ戦で雪辱できれば、残り3試合は全てホーム。奇跡の逆転が見えてくるがスロバキアに追いつけるか。

 7組では、開幕戦いきなりオーストリアがフランスに、リトアニアがルーマニアに勝つ番狂わせ。セルビアがしっかりと勝ち点を積み上げ堂々の1位だ。フランスの対抗と見ていたルーマニアは勝ち点わずか4で5位に沈んでおり絶望的。9月9日のセルビアがホームで迎えるフランス戦が山になりそう。セルビアがここを引き分け以上で乗り切るとそのまま1位通過の可能性大。

 で、この時点での通過国予想を。

 1位通過:デンマーク、ギリシャ、スロバキア、ドイツ、スペイン、イングランド、セルビア、イタリア、オランダ、2位上位8チームによるプレーオフ出場:ポルトガル、ロシア、クロアチア、フランス。ただしプレーオフの組み合わせ次第なので、あくまで仮予想。2007.11.26の予想からは、チェコ、ルーマニア、スコットランドがデンマーク、スロバキア、セルビアと入れ替わった。さて?

# by greenerworld | 2009-04-07 11:01 | フットボール  

花喰鳥

 都心ではだいぶ散ってしまったようだが、わが家周辺では今日あたりが満開。散歩コースである川べりの桜並木もご覧の通り豪華絢爛。ほのかな甘い香りが漂う。散り始めていないのに、花ごとぽとりと落ちてくるのはヒヨドリの仕業だ。花を喰うのは風流か無粋か。カメラを向けると、ヒヨドリはけたたましく鳴いて飛び立った。
花喰鳥_f0030644_9253434.jpg

# by greenerworld | 2009-04-07 09:26 | 花鳥風月  

上から下まで狂想曲

 飢餓に苦しむ人民を置き去りにして、テポドン2号が日本列島を飛び越えた。日本政府の発表やマスコミの報道は「ミサイル」だが、欧米系のメディアサイトをざっと見たところ、おおむね「Rocket」と表現されている。実際軌道からするとミサイルではなく人工衛星の打ち上げらしい(米軍発表によればそれもどうやら失敗したようだが)。昨日の誤報といい、この大騒ぎで誰が得をし、喜んでいるのか。一人かの国の将軍様だけではあるまい。もちろん、ミサイルと人工衛星打ち上げロケットに違いはないので、この実験でまた一つ国際社会に脅威が増えたことになる。

 地上はと見れば、花見と高速道路の値下げが重なって軒並み行楽気分。品薄といわれるETC車載器はどうなっているのか。価格比較サイトなどの書き込みでは、昨年暮れに1万円を切っていたのが2万円前後で売られているらしい。安いところでも1万円台前半で、ちょうど補助金(5,250円)分が上乗せされているんじゃないか。ここでは誰が笑っているのか。

# by greenerworld | 2009-04-05 18:21 | 森羅万象